第2回ファンド研究会「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」

第2回ファンド研究会「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」

日時:2021.05.28(金)21:00~
場所:ZOOM
参加者:櫻井洋一/森山春香/藤田 良(順不同)

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)
引用:大和アセットマネジメント

ファンド概要

ファンド名 ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」
運用会社 大和アセットマネジメント
ベンチマーク 東証REIT指数
種類 追加型投信/国内/不動産投信(リート)/インデックス型
特色 1、日本のリート(投資対象を不動産とする投資信託)に投資し、東証REIT指数(不動産投資信託の平均値)に連動する投資成果を目指す
2、毎月15日に決算を行い、収益分配を行う
投資コスト
(平均)
購入手数料:2.2%(税抜2.0%)
信託報酬:年0.792%(税抜0.72%)
信託財産留保額:なし
合計:2.992%
その他
投資コスト評価:同種ファンドと比較し、割安/平均/割高の三段階で評価。

ファンドの仕組み

ファンドの仕組み

ファミリーファンドの形式を取る同ファンドへ投資を行うと、その資金は自動的にダイワJ_REITマザーファンドへ投資され、そちらのファンドから国内外のREIT(投資対象を不動産とする投資信託)へ投資されます。

ファンド側からすると、ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)を含めた兄弟ファンドを1つのマザーファンドへまとめて投資できるので無駄なく運用でき、投資コストを抑えることが出来ます。

運用成績・純資産の推移

運用成績・純資産の推移
引用:大和アセットマネジメント

1年 3年 5年 シャープレシオ
(1年)
同ファンドの運用成績 +25.86% +9.49% +5.04% 2.19
シャープレシオとは?

取ったリスクに対し得られるリターンを図るもので、「リターンー安全資産のリターン÷リスク」の数式で求められます。

またシャープレシオは原則で、投資対象を同じとする商品、かつ3~5年の長期での数字を比較する必要があります。

その上で、数値が高ければ高いほどリスクから得られるリターンが大きく、運用効率が良いと理解することができます。

以下の図で言えば、ファンド2よりファンドの1のほうが、シャープレシオが高く、少ないリスクで高いリターンに期待できると理解できます。
シャープレシオとは?

東証REIT指数の上昇とともに、それに連動した運用を目指す同ファンドは順調に運用できています。

商業施設やホテルなど、日常の回復後を見据え物件の需要が増加したことも後押しとなっているようです。

ファンドの投資先

国内REIT 97.5%
国内REIT先物 2.4%
コール・ローン、その他 2.5%

組入上位通貨

引用:大和アセットマネジメント

※コール・ローン:金融機関や証券会社相互間の短期(1日)での資金貸し借りのこと。

組入銘柄を見ると、特にオフィス不動産の銘柄割合が高いことがわかります。

とは言っても、東証REIT連動型のファンドですので東証REIT組入銘柄の上位がほぼ同様に組み入れられていると理解して良いでしょう。

口コミ・評判

研究会で出た意見

メリット

・現物不動産より手軽に不動産投資を行えるのは嬉しい

デメリット

・もう、REITは上がりきってしまった感が否めない
・毎月分配型は無条件で避けたい
・在宅勤務の大衆化で、オフィス需要の天井は見えているかも
・不動産にこだわりがない人なら、米国インデックスなどに入れたほうが将来性があるのでは
・信託報酬が割安ではない

まとめ

向いている人

・ 毎月、分配金を得たい人
・現物以外で不動産投資をしたい
・不動産業界人の方で、日本の不動産市場に明るさを感じている方

向いていない人

・長期的に、資産を効率よく運用したい
・目先の利益より、将来に向けて堅実な資産を築くことを目標にしたい
・毎月分配に魅力を感じない

まず、本ファンドに関しては「毎月分配型」となります。実際に2020年の3月コロナショックにより、ファンドの評価額はほぼ半減していますが、分配金は通常通り定額で支払われています。

ここで、市場が大暴落しているのにも関わらず自身の投資ファンドだけは儲かっていると理解してしまう方は投資を控えたいですね。

また、REITの将来性には専門家によっても大きく意見が割れているのが実情。今なぜ不動産に投資するのか、その理由をしっかり自分なりに説明できる状態になってから投資を決めても遅くはないでしょう。

販売会社一覧

以下、ページ参照

>>購入できる金融機関
※大和アセットマネジメント株式会社公式サイト内ページへ飛びます

以上、

両国ファンド研究会 一同 2021.06.16

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