第5回ファンド研究会「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」
日時:2021.06.18(金)21:00~
場所:ZOOM
参加者:櫻井洋一/はるぴょん/藤田 良/投資モモンガー(順不同)
引用:SBI証券
ファンド概要
ファンド名 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド |
---|---|
運用会社 | SBIアセットマネジメント株式会社 |
ベンチマーク | FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) |
種類 | 追加型投信/内外/株式/インデックス型 |
特色 | 1、グローバル株式インデックスマザーファンドを主要投資対象とし、全世界の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざす。 2、グローバル株式インデックスマザーファンドは、ETF(上場投資信託)を含む投資信託証券を主要投資対象とする。 3、ファンドの運用にあたっては、「モーニングスター・アセット・マネジメント株式会社」の投資助言を受ける。 |
投資コスト (割安) |
購入手数料:なし 信託報酬:年0.1102%(税込)程度 ※ファンドの組入状況により変動 信託財産留保額:なし 合計:年0.1102%(税込)程度 |
その他 | ― |
ファンドの仕組み
同ファンドに投資した資産は、さらにグローバル株式インデックスマザーファンドを介し、さらに3種類のファンドへ分散投資され間接的に世界の金融商品へ幅広く投資することができます。
運用成績・純資産の推移
引用:SBI証券
– | 1年 | 3年 | 5年 | シャープレシオ (1年) |
---|---|---|---|---|
ファンドの運用成績 | 46.53% | 46.05% | - | 3.40 |
取ったリスクに対し得られるリターンを図るもので、「リターンー安全資産のリターン÷リスク」の数式で求められます。
またシャープレシオは原則で、投資対象を同じとする商品、かつ3~5年の長期での数字を比較する必要があります。
その上で、数値が高ければ高いほどリスクから得られるリターンが大きく、運用効率が良いと理解することができます。
以下の図で言えば、ファンド2よりファンドの1のほうが、シャープレシオが高く、少ないリスクで高いリターンに期待できると理解できます。
ファミリーファンド方式で高い分散効果を得ながら、先進国だけでなくまとまったリターンを望める新興国株式にも投資できるのは嬉しいですね。
現状、近年の世界的な良好な市場背景もあり直近1年で年40%を超える申し分ない利回りを誇っています。
ファンドの投資先
投資信託比率 | 100.1% |
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現金等比率 | -0.1% |
引用:SBI証券
ポートフォリオの約半分が米国株への投資、その他の国が30%弱、残り10%がリスク資産として新興国株式で投資されています。
個別銘柄を見ると情報技術関連株が並び、特に韓国のサムソン電子が組入上位に並んでいるのは珍しいですね。韓国でも積極的に金融事業を行う、SBIならではと思います。
口コミ・評判
✅老後資金への対策
・つみたてNISA(eMAXIS Slim 米国株式)
・iDeCo(SBI・全世界株式インデックス・ファンド)20代の社会人の老後対策は、もう充分かな。あとは、30年間放置。余ったお金は、今の自分に使おう。
それでも余ったら高配当株(日本株・米国ETF)やな。
— マオ🐷一般男性M (@Mao_trip) June 18, 2021
iDeCoの運用スタートしました。商品はSBI・全世界株式インデックス・ファンドにしました。つみたてNISAで全米だったから全世界という理由。頑張って調べたのは最初だけ。あとは放置プレイ。あと頑張るのは引き出すときなので30年後。
— マオ🐷一般男性M (@Mao_trip) June 15, 2021
ちょっとかじった感じだと、SBI証券でNISA口座作って、投資信託で世界経済インデックスファンド、イーマクシム全世界株式、全世界株式インデックスファンド、全米株式インデックスファンドとかに投資するのが安定していて良いらしいんだが、本当かな?
— るふ (@ruhu_dream) June 8, 2021
研究会で出た意見
・手数料がここまで下がるとは
・私も投資します
・投資先の攻めと守りのバランスも大変に優秀だと思う
・投資先は株メインなので、基本的には長期保有が前提
・株式市場の下落相場では、マイナスが出る可能性があることは事前に知っておくべき
まとめ
・投資信託を低コストで長期保有したい
・世界中に資産分散したい
・短期保有をしたい
・下落相場で基準価格が一時的にでも下がると、怖くて売却してしまいそう
低コストで全世界へ分散投資をしたい方は、低コストファンドであるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一択といった風潮でありましたが、ここでSBI証券が勝負に出ましたね。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 年0.1102%(税込)程度 |
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eMAXIS Slim 全世界株式 | 年率0.1144%(税抜 年率0.104%)以内 |
新興国を含む全世界へまんべんなく投資でき、かつ信託報酬が年0.1102%(税込)前後というのは企業努力の結晶と言えます。
これから、株式に関しては同ファンド1本で運用したいという方にはリスク・リターン度合い、また投資コストの面からも最適な選択になり得ます。
しかし、市場平均に合わせた運用であるインデックスファンドならではのデメリットとして下落相場に弱い点、少額でも毎日運用コストが発生する点はしっかり理解した上で投資を始めたいですね。
特に、現在の好成績を見て投資を始め、来たる下落相場で慌てて不用意な売却を行い損失を生み出すことだけは避けたいです。
販売会社一覧
- PayPay銀行株式会社
- SMBC日興証券株式会社
- GMOクリック証券株式会社
- 株式会社筑邦銀行
- マネックス証券株式会社
- 岡三オンライン証券株式会社
- auカブコム証券株式会社
- 松井証券株式会社
- 楽天証券株式会社
以上、
両国ファンド研究会 一同 2021.06.21
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