第7回ファンド研究会「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」

第7回ファンド研究会「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」

日時:2021.07.02(金)21:00~
場所:ZOOM
参加者:櫻井洋一/投資モモンガー/はるぴょん/藤田 良(順不同)

楽天・新興国株式インデックス・ファンド
引用:楽天証券

ファンド概要

ファンド名 楽天・新興国株式インデックス・ファンド
運用会社 楽天投信投資顧問
ベンチマーク FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ
種類 追加型投信/海外/株式/インデックス型
特色 1、新興国の株式市場の動きに連動する投資成果を目指す
2、対象指数に連動する上場投資信託証券(ETF)を主要投資対象とする
3、原則として、為替ヘッジは行わない
4、投資信託財産で保有する有価証券の貸付取引を行う場合がある
投資コスト
(割高)
購入手数料:なし
信託報酬:年0.232%(税込)程度
※ファンドの組入状況により変動
信託財産留保額:なし
合計:年0.232%(税込)程度
その他
投資コスト評価:同種ファンドと比較し、割安/平均/割高の三段階で評価。

ファンドの仕組み

ファンドの仕組み

同ファンドに投資した資産は、楽天・新興国株式インデックス・マザーファンドを介し、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(上場投資信託証券)へ投資されます。

間接的に楽天・新興国株式インデックス・ファンド一つに投資をするだけで、複数の新興国株式(中国、インドなど)へ幅広く分散投資することができます。

※為替ヘッジとは、円高・ドル安など為替レートの影響で運用に不利益が起こらないよう為替変動に対し保険をかけレートを影響を最小限に抑える事を言います。

運用成績・純資産の推移

運用成績・純資産の推移
引用:楽天証券

1年 3年 5年 シャープレシオ
(1年)
ファンドの運用成績 52.24% 9.23% 3.85
シャープレシオとは?

取ったリスクに対し得られるリターンを図るもので、「リターンー安全資産のリターン÷リスク」の数式で求められます。

またシャープレシオは原則で、投資対象を同じとする商品、かつ3~5年の長期での数字を比較する必要があります。

その上で、数値が高ければ高いほどリスクから得られるリターンが大きく、運用効率が良いと理解することができます。

以下の図で言えば、ファンド2よりファンドの1のほうが、シャープレシオが高く、少ないリスクで高いリターンに期待できると理解できます。
シャープレシオとは?

投資銘柄の上位を占めているテクノロジー銘柄の好調もあり、かなりのハイペースで資産が増えています。

しかし、投資先の比重がかなり中国に偏っているため、いくら現状の運用成績が良くともカントリーリスクを考慮し投資比率は十分考慮する必要があるでしょう。

ファンドの投資先

楽天・新興国株式インデックス・マザーファンド 99.9%
短期金融資産等 0.1%

※短期金融資産とは、1年以内に償還が来る資産のこと。法人などを対象とし、短期で資金の貸し借りを行うような確定金利の金融商品をメインとします。

組入上位通貨
引用:楽天証券

ポートフォリオのほぼ40%以上が中国株への投資となっており、ポートフォリオにかなりの偏りが見られます。

ただ単に中国市場に分散投資をしたいという方は、投資対象を中国株とするETFへ直接投資をする方が投資コストを抑えて運用を行える可能性があります。

口コミ・評判

研究会で出た意見

メリット

・中国への投資比率が高く、社会情勢によっては大きく価格がブレる可能性がある点は理解しておくべき
・低コストが売りのヴァンガード社のETFということもあり、投資コストが抑えられているのは安心
・投資信託なので、設定さえしておけば自動積立できるのは手間いらずで嬉しい
・ノーロード投信であるので、購入・売却時に手数料が発生しないのは嬉しい

デメリット

・投資に関して何社も関わってくるので、中貫コストが発生する点は知っておくべき
・まだ運用から3年ほどということで、投資判断の参考と出来るデータがそこまで多く溜まっていない
・投資先の特性上、つみたてNISA口座での購入は出来ないのは残念な点である

まとめ

向いている人

・リスク資産を、複数の新興国株式で運用したい
・毎月少しずつ新興国株式を買い増ししていきたい
・中国株を自身の資産運用ポートフォリオに入れたい

向いていない人

・長期的にまとまった資産を安全運用したい

新興国株へ毎月ちょこちょこ自動積立したい方は、購入手数料無料で手間をかけずに買い増しし続けられる点で同ファンドのメリットを享受できるかもしれません。

しかし、投資の際は中国株への投資比重が高い点、また複数社が運用に関わるため中貫コストが発生する点はしっかり考慮して行う必要があるでしょう。

販売会社一覧

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • PayPay銀行
  • ソニー銀行
  • 三井住友信託銀行
  • auカブコム証券
  • 岡三オンライン証券
  • GMOクリック証券
  • 松井証券
  • マネックス証券

以上、

両国ファンド研究会 一同 2021.07.05

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